↑ フライトした3機のV-22の他に、地上展示として14号機と3号機が用意され、翼・ローターの展開等のデモを行ったそうである。
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↑ 陸上自衛隊機として、偵察や要人輸送を除いた機体では珍しい非迷彩塗装である。海兵隊のようなグレー系の塗装は明らかに艦船や洋上での運用を考慮したものであるから、今後新造されるであろう揚陸艦などでの離着艦が見られるのは間違いない。
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防衛庁が2015年に予算化して発注を掛けたV-22(2015年予算では5機)は、2019年にアメリカの東海岸の海兵隊基地ニューリバーで公開された。前のページで書いた通り、配備予定先の佐賀空港隣接の新基地の話が纏まっていなかったのと、初期乗員訓練を海兵隊の指導の下に行う事が目的でアメリカ本土での訓練が開始されていた。2020年3月26日には木更津基地にV-22の飛行隊として輸送航空隊(隊長 不破一等陸佐)が新編され、同年5月に最初の陸自オスプレイが岩国基地に陸揚げ、7月10日には木更津駐屯地にV-22/91705が到着している。。2022年(令和2年)7月22日には木更津駐屯地で報道関係者を集めてV-22を始めて公開しているがV-22/91704は、報道関係者を乗せ15分間の飛行をし、内部を公開したのはV-22/91708だった。2020年11月3日に湯浅陸幕長を招へいして木更津基地で「飛行開始式」を行っている。また同年11月6日にはV-22/91705 5号機による10分間試験飛行が公開され 5号機は17メートルまでホバリングして見せた。輸送航空隊は、V-22を所有する第107/108の2個飛行隊とCH-47JAの第109飛行隊(高遊原駐在)で編成されるが、V-22は訓練を重ね、確実に実戦部隊の域に近づいているようだ。(2023年3月 記)
やはり 近接でのホバリングやタキシングは、基地内で撮影できた成果である。木更津基地は、佐賀空港脇の基地が完成するまでの間の暫定運用基地であるから、此処でこうした複数機のフライトシーンを撮影できるチャンスは、多くはないはずだ。
さて、それでは一部の関係者のみに公開された基地の中での様子はどうだったのだろうか、取材で基地内に入ったフニュ君の作品を以下に展示させていただく。↓
Wings